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今までと・これからと

この半年、変化したこと。
目に見えないウィルスがやってきた。
23年やってきた零細企業だが、初めて会社の都合で
スタッフに退職してもらった。

仕事も大分減ってきた。
まぁ仕方が無いと思った頃に身内に不幸があり
分かってはいた事だがやはり辛かった。
色々な事があったし、これからもあるだろう、、、、
一先ず、冷静に一つ一つの事を考えて見る事にした。

ファッションを中心とした仕事をしてきたが、
よく考えてみれば「この業界もそろそろ厳しいよな」
「アナログだしな〜」「5年後にはヤバいんじゃない」
なんて言ってた事が、それが2〜3ヶ月で来ただけだ。
ジタバタしても始まら無い。

さて、何から手を付けるか手始めに、なるべく冷静に
客観的にこの状況を俯瞰して観察してみた。

わかった事と、最初に私のとった行動

渋谷のこの場所に事務所って必要か?そもそも此処に
集まる意味ってあるのか?確かに会社って、人が会う
社(やしろ)の筈だけど集まらなきゃならない時間や
シュチュエーションは、実際はほんの僅かだし、
この業態に限らず「NEW NORMAL」と云われている
今後の生活は、もう二度と以前の様には戻らないし、
戻れない事はよくわかって来た。
今やZOOMやSkypeを初めSlackなどのアプリが場所の
意味を失効させ、またスマートフォンさえあれば世界
のランウェイやコレクションさえ見ることが出来るし
そして、更にテクノロジーの進化は加速する筈だろう。

考えてみれば我々は既にインターネットの住人であり
今後はこれらの道具を自在に操り、その中での繋がり、
善意、悪意が視覚化されていくと私は考える、時には
サロン的な繋がりであったり、キャンプファイヤー、
クラウドファンディング、また逆に悪意の意味におい
てはヘイトと匿名性の関係など、、、
自分なりに結構真面目に考させられる期間だった。

そして、長年一緒にやって来てくれた相方に
「リモートを取り入れて出来るまでやってみないか?」
と思い切って聞いてみた、彼の返事は「そうっすね〜」
で決まり!<中々、腹の据わったやつである>

ただ彼は仕事柄、結構な物理的スペースが要る、
困ったな、値頃な場所を色々と探してみたが中々手ごろ
な物件も無い、、。取り敢えずお互い自宅でなんとか
しようという事になり、彼にはかなりの不便をかける事
になってしまった。

しかし週に1〜2度は顔を合わせて話もしたいし、たまに
お客様が立ち寄ってくれたりする時の事を考えると、
狭くても1部屋欲しいのが本音である。

世の中上手くいかないなと弱音を吐きそうになった時。
幸い有難い話が舞い込み、何とか場所が確保できた!
世の中捨てたもんじゃ無いと(掌返し)
狭いが小綺麗で立地も良い、此処なら相方とも週1〜2回
は打合せも出来るし、誰か訪ねて来ても大丈夫だなと
一先ず安心、と思いきや後2週間で引越しである、
このブログがアップされる頃には引っ越しも終わり、
役所の手続きや様々な事が終わっている事を願いつつ。

立川の初ブログは終わりです。