食とお裾分けについて

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どうしても質の良い「よもぎ」が欲しくてネットで色々と検索して購入しました。九州で作られているらしく楽しみに待っていたところに電話があり、どうやら台風で私の所にに着くのが1日遅れてしまうとのお詫びの旨だったけど電話の声に混じって防風の音が響いていた。思わず”急いでないので大丈夫ですよ”と私。結局3日で到着し箱を開けて直筆の手紙が目に入った。

その手紙によると病院の臨床検査技師をされていた頃に薬の毒性や添加物の有害性に興味を持ち勉強をされた様だ、健康な体は健康な食べ物でしか作れないと気付き本物の野菜などを自分で作ろうと決心したらしいです。2年かけて見つけた土地、その条件の1つが荒地で放棄地(残農薬や肥料毒が残っていない)次に水が清い事(他の田畑から農薬が入ってこない事そして他の畑からの農薬飛散のない事)の3条件で探したのが標高450mの荒地で一年中地下水が湧いている蛍も飛び交う場所らしい、開墾するのには相当の苦労があった様です。

直筆の手紙には無肥料、無農薬、自家採取種のことや美味しい飲み方などが綴ってありました、そして何よりも私の気持ちを暖かくしてくれたのは友達の農家から入手した梅干しをお裾分けで頂いたことです。その梅干しは本当に美味しかったです。

他にもクレソン、ほうれん草、キク芋などを作ってらっしゃる様です。ご自身は40年間薬を飲んだこともなく医者に行ったこともないと書いてありました声も68歳には思えないほど元気な声でした。なんだか酷い世の中ですが食を中心にした共同体も夢じゃないかも…なんて思いました。

お裾分けのギフトの気持ちって素敵ですよね、未来は明るいかもしれません。
立川

Nozomi について

フリーランスから会社を起業して27年になります。 絵を描いたり本を読んだりしています。時々ブログを投稿しています。
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